どうも、あらきっぺです。
今回の題材は、こちら。
【攻めるときは敵陣に駒を打ち込め】
— あらきっぺ (@burstlinker0828) March 13, 2026
こちらは大駒が少し重たい格好ですが、存分に攻撃できる格好です。具体的には、☖78銀と打ち込むのが良いですね。… pic.twitter.com/wYkXVeuNHO
将棋は中盤以降、敵陣をどう攻めるかは大きなテーマの一つです。ただ、ときには「攻めの方法がどうしても分からない…」という場面に遭遇することもあるでしょう。
そこで今回は、敵陣を攻める際に心掛けておくと良いことをテーマにして、解説を進めたいと思います。
持ち駒を敵陣に打ち込め
改めて、上記ツイートの局面を始めから振り返ってみましょう。図は相手が☗8六同飛と指し、歩を取ったところです。

この局面は駒の損得はありませんが、こちらは相手よりも囲いが堅く、かつ自分だけ銀を手持ちにしています。これらのアドバンテージを上手く活かせれば、優位を拡大できる状況ですね。
ここは選択肢が広く、例えば☖4二金引は一案です。離れ駒をくっつけているので、損のない手待ちと言えるでしょう。
ただ、こうして手番を渡すと、☗4五歩☖同歩☗1五歩☖同歩☗2五桂で端攻めを誘発する恐れはあります。

これはこれで居飛車が悪くないのですが、こちらは穴熊の弱点を攻撃されているので、少し嫌らしさを覚える局面です。また、こうして玉側が戦場になると、8筋にいる二枚の大駒が戦況から取り残されてしまいかねない点もネックですね。出来れば居飛車は、もっと自分が攻める展開に持ち込みたいところです。
そうした背景があるので、冒頭の局面で筆者は☖7八銀と指しました。これが急所を突いた一着になります。

傍目には、こんな場所に銀を使ってしまうのは勿体ないように感じるかもしれません。しかし、これが自分だけ銀を手持ちにしていたアドバンテージを最大限に活かす指し方なのです。
ひとまず相手は☖6七銀成を防ぐことが必須です。そうなると☗5八金や☗5六銀が候補ですが、それらの受けでは☖6九銀成で角が捕獲できますね。

そうなると、相手は6七と6九の地点を同時にケアする手段が必要です。よって上図では☗5八銀が最強の抵抗ですが、これだと5六の地点に隙が生じるので☖8九銀不成☗同飛☖5六桂が厳しい追撃となります。

これで角金両取りが掛かりました。振り飛車は☗5九角と引くよりないですが、そこで金を取る前に、一回☖7七桂成と成り捨てるのが華麗な一着となります。

これを☗同角だと、☖4八桂成☗同金☖6六角で技が掛かります。5九の角を移動させたことで、4八の地点が手薄になることが大きいですね。また、☗7七同銀も☖4八桂成で五十歩百歩です。上図は居飛車の攻めが爽快に決まっており、穴熊の堅陣が光る展開になっていますね。
こうして一連の進行を見ると、7八に銀を打ち込んだ手の破壊力がよく分かります。

持ち駒はいつでも好きな場所に使えるので、一度交換した駒は、ある程度温存することが基本です。ただ、いつまでも温存していては宝の持ち腐れになりかねません。然るべきタイミングで使うことが大事であり、上図のような状況は、その最たる例と言えます。自玉に脅威が無く攻めに専念できるシチュエーションでは、持ち駒は敵陣に打ち込むことを考えましょう。
中盤は「侵入」することを意識する
将棋の中盤は漠然とした状況になりやすく、どうしても序盤や終盤と比べると方針が見えにくくなりがちです。ただ、「敵陣に侵入する」ということに関しては、目指すべき指針の一つと言えます。当然ながら、将棋は敵陣に侵入しないと敵玉を仕留めることが出来ないからです。

その観点を踏まえると、こうして敵陣に駒を打ち込む価値の高さがより分かりやすくなります。持ち駒は一瞬で敵陣へジャンプできるので、侵入要員としては最適です。
もちろん、盤上の駒を使って侵入できるならそれに越したことはないですが、それが難しい場合は持ち駒の力に頼りましょう。こうした視点を持って攻めの手段を模索すると、良い手順が見つけやすいかと思います。
また、こうした敵陣を攻める際に心掛けたことが良いことは、他にもあります。詳しくは、以下の記事で解説しておりますので、そちらも併せてご覧いただけますと幸いです。
0件のコメント