皆様初めまして。この度、櫻井将棋塾で講師をさせていただくことになりました、馬場雄一朗と申します。

 簡単に自己紹介をさせていただきますと、将棋を始めたのは4歳のころで、学生時代に県代表の経験が複数回。直近だと数年前にアマ名人戦の県代表にもなったことがあります。

 櫻井さんとは大学時代に面識があり、将棋を教えていただいたり、研究会に誘っていただいたことも何度かあります。大学卒業以降はずっと疎遠になっていたのですが、つい先日本当にたまたま、子どもたちの指導をされているところに出くわしまして、私もずっと将棋に関わる仕事がしたいと思っていたこともあり、櫻井将棋塾の仕事に携わらせていただく運びとなりました。

 至らない点も多いかと思いますが、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 さて今回は、そんな私が櫻井将棋塾の雰囲気を体験すべく参加させていただいた研究会についてご紹介させていただきたいと思います。

 「研究会」というと何か物々しい感じがしますが、将棋の世界で「研究会」と言ったら、たいていの場合は「複数人が集まって練習将棋を指す会」を意味します。

 よく将棋の三大勉強法は「実戦」「詰将棋」「棋譜並べ」と言われますが、そのうちの「実戦」を積む勉強会が研究会というわけですね。

 この日参加させていただいたのは、島本将棋教室で定期的に開催されている研究会でした。JR島本駅から徒歩2~3分のところに教室があります。のどかでいい所ですね。

 対局開始は10時30分からで、1日に4局指します。普段は6人とか8人(将棋を指すので偶数人になります)で行われるようですが、この日は特別参加者が多く、16人での研究会となりました。

 年齢層はだいたい小学生~高校生ぐらい、研修会に通っている子たちがこの日の中心メンバーでした。みなさん普段から仲がいいのか、対局が始まるまではワイワイとにぎやかな雰囲気でしたね。

いよいよ定刻になり、対局が始まりました。先程までのにぎやかな雰囲気とは一転、みなさん盤上に集中し始めました。実は以前大学時代に、知人のお子さんを指導させていただく機会がありました。

盤を離れるとちょっとやんちゃな男の子、という感じだったのですが、対局が始まって難解な局面を迎えた時の、その子の盤上没我の表情がとても印象に残りました。その時のことがあったので、指導の仕事に携わりたいと思っていたところがありました。

1局目の全対局が終わるのがちょうど12時ごろ。ここで昼食休憩となります。

昼食休憩が終わると2局目、対局が終わり次第3局目、4局目と続いていき、だいたい18時までには全日程が終了します。その後は各自、帰宅するのもよし、余力があれば誰かつかまえてさらに練習将棋を指すのもよし、といった感じになります。

私個人の感想といたしましては、ここ数年はやはり対局といえばどうしてもネット将棋が中心になってしまい、直接人と盤を挟む機会があまりありませんでしたので、とてもいい経験になりました。

 ネット将棋のように持ち時間がとても短い将棋だとついなんとなくで指してしまい、しかもそれでなんとかなってしまうようなところがあるのですが、ある程度持ち時間が長くなるとそうした甘い手は許してもらえなくなります。

 実際にそれで苦戦に陥ってしまった将棋もあったので、非常にいい刺激になりました。

 こちらの研究会は、研究会初心者の方にも参加しやすくなっているかと思いますので、もしご興味を持たれた方はぜひお申し込みいただければ幸いです。(お申し込みはこちらからどうぞ)

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

カテゴリー: 戦型研究会

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