今回も先日の研究会の将棋より、2題ほどとりあげます。

先手は最近の成長が著しい小学生の方。後手が筆者です。

1つめはその中盤戦から。

図は先手が46の飛車を▲76飛と転回した局面ですが、ここは先手の動きがやや無理筋だったようで、歩得にもなっている後手が優勢な局面です。

では、後手はここからどう指せばよかったでしょうか?

ちなみに本譜、筆者はここから△43金引としましたが、これは疑問手。以下▲74歩△同歩(これも△同飛がまさった可能性あり)▲95角と動かれ、まだ少し後手がいいものの混戦模様になりました。(下図参照)

2題目は終盤戦より。

上図以降、長い中盤の攻防があり、紆余曲折を経て徐々に先手がよくなっていきます。そして迎えたのが下図。

後手が△38と、と、と金で金を取った局面です。

ここで先手の指し手は、おそらくと金を放置して▲42と、と攻めあうか、▲38同金、といったん手を戻すかの2択になると思われますが、正解はどちらでしょうか?

実戦はこれ以降も少し波乱はあったものの、この局面でしっかりと正解を選んだ先手の勝ちとなりました。

カテゴリー: ブログ研究会

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