皆様こんにちは。講師の馬場です。先日行われました、島本研の模様をご報告したいと思います。
今回も先週に引き続き17人の大所帯での研究会となりました。結果がこちら。
1 北口 ― 7〇 ― 15〇 2-0
2 馬場 13× ― 17〇 ― 1-1
3 荒木 12〇 13〇 8〇 11〇 4-0
4 (匿名) 10× 12〇 13× 17× 1-3
5 川上 14× 15× 16× 12〇 1-3
6 新野 15〇 8× 14× 16× 1-3
7 香山 8× 1× 12〇 10× 1-3
8 中村 7〇 6〇 3× 14× 2-2
9 上杉 16〇 14〇 11× 13× 2-2
10 (奨励会員) 4〇 11× 15× 7〇 2-2
11 (匿名) 17〇 10〇 9〇 3× 3-1
12 谷口泰 3× 4× 7× 5× 0-4
13 南出 2〇 3× 4〇 9〇 3-1
14 木村晴 5〇 9× 6〇 8〇 3-1
15 河本 6× 5〇 10〇 1× 2-2
16 (奨励会員) 9× 17× 5〇 6〇 2-2
17 谷口陽 11× 16〇 2× 4〇 2-2
まずはこの令和時代に結果を手書きで打ち込まなければならない惨状をどうにかしないといけないですね(苦笑)。
荒木さんが全勝でトップ。流石。
私は抜け番があったのでみなさんの将棋を観戦していたのですが、戦型はやはりというか、対抗形が非常に多かった印象でした。プロ間では対抗形はあまり見られなくなってしまっていますが、アマチュア棋界を勝ち抜いていくなら対抗形に一番力を入れて勉強すべきかもしれません。
また、時代の流れと言いますか、早い段階から戦いになっている将棋も多かったですね。必然的に薄い玉形での戦いを強いられることになるので、玉周りの受けの技術、詰む詰まないの判断力、このあたりの勉強が終盤力向上のためのメインになってきそうです。
私の将棋から一つご紹介。こちらが後手番で最近流行りの三間飛車対左美濃に。
▲36歩と突いてあるのがちょっと珍しいでしょうか。ここから▲46歩や▲26歩ぐらいで第二次駒組が始まるのかと思いきや、▲65歩!△同銀▲37角!が斬新な仕掛け。
なるほど△86歩には▲75飛ってことなんですねー。本譜は△55歩と突いて▲同角なら銀を引いたときに角取りになるようにしましたがこれが微妙。最善は△86歩と突き、▲75飛には△64歩▲同角△66歩のように強く戦えばこちらが優勢だったようです。
またAIいわく、▲37角に対して△45歩と突き、▲74歩△同銀!▲同飛△86歩!としても後手十分とのこと。・・・将棋って難しいですね。
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