みなさまこんにちは。馬場です。今回も研究会の模様をお届けいたします。

 今回は急遽開催ということでしたが、私含めて6人の方にご参加いただきました。参加していただいたみなさま、ありがとうございました。

 まず結果がこちら。

 今回は全勝が一人も出ずの混戦でしたね。私はと言うと、出だしの2連敗で逆に吹っ切れて後半はわりとのびのび指せたような気がします。朝が若干弱いので、1局目はいつもひどい将棋を指している気がします・・・(苦笑)。

 私の将棋から1局ご紹介。後手番となり、相居飛車の力戦型となりました。というかこの日はすべて後手番でした。朝も弱いし振り駒も弱い。

 こちらの角換わりを避けるオープニングから始まり、変わった出だしになりましたが結局先手の雁木模様に。

 雁木に対してはいつも矢倉に組んで指しているのでここから△22銀。この手自体はまずくはないのですが、ここから当初は△51角と引いて三手角にするつもりが相手の速攻が気になり予定変更で△42角と引き、さらに△33桂から菊水矢倉に組む選択肢もあったのですがこれも相手からの仕掛けが気になり△33銀と矢倉に・・・と予定変更を重ねているうちにとんでもない作戦負けに。

 この局面、まだ歩もぶつかっていないですが、個人的にはすでに後手を持って全く指す気が起きないレベルの作戦負けです。

 どうしてそうなるのかと言いますと、次に先手は▲45歩△同歩▲同桂△44銀▲24歩△同歩▲同角という角交換に持ち込む仕掛けを狙っています。角交換になると先手陣だけ全くスキがなく、後手は一方的に角の打ち込みを気にして戦わなければなりません。

 というわけで後手としては、▲45歩が来る前に先攻するか、それとも先手からの仕掛けを封じるか、という作りになってないといけないのですが、残念ながら上の図ではどちらも叶いません。せめて△63銀の一手でも入っていれば△75歩▲同歩△65歩のように先攻する手段もあったかもしれませんが・・・。

 この局面がまずいことは経験的にわかってはいたのですが、他の嫌な変化を避けているうちに一番まずい局面に飛び込んでしまった格好でした。

 反省点として、自分は結構、これにはこれ、これにはこれ、といった感じで、対策を一つしか用意しないところがあります。雁木をされたらほぼ矢倉ですし、四間飛車をやられたらほぼ居飛車穴熊しか指しません。

 その姿勢が悪いとまで言えるかはわかりませんが、頭が「いつもの形」にとらわれすぎていて、今回のように少し変わったオープニングで始まると、その「いつもの形」にもっていこうとしすぎて対応力に欠ける、ということは一つ言えると思います。

 研究会の後半ではほとんど指したことのない戦型に挑戦してみたりもしましたので、少しずつ指せる戦型の幅を広げていくのが、今の自分の課題ですね。

 ほとんど自分語りになってしまいましたが、次回以降はもう少し余裕をもって周りを見渡せるようにしていきたいですね。

カテゴリー: 研究会

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