初めまして、将棋塾の講師を担当しております、北口要と申します。
今回は、当教室にて開催しております、研究会についてご紹介させていただきたいと思います。

研究会は、実戦形式で行う勉強会のようなもので、(練習試合、と思っていただければいいと思います)当教室では参加者のクラス等に応じて様々な形式で開催しています。その中で、今回紹介するのは、最も多く開催している、通常研、と呼んでいる形式のものです。

この通常研は、原則として月2回、土曜日・日曜日を中心に開催しており、持ち時間は20分・秒読み30秒、基本的に4局指しで行っています。参加されている方は、主に奨励会の級位者、研修会のB~Dクラスが中心・平均レベルとなっています。ただ時によっては、全国クラスのアマ強豪の方に参加していただけることもあります。参加を希望される方・興味のある方は、是非一度、お気軽にお問合せいただければと思います。

下の図は、先日行われたその通常研の将棋からです。筆者が先手、後手は奨励会員の方です。

図では後手が勝勢となっていますが、馬を逃げると先手にも立ち直るきっかけを与えてしまいそうな場面。後手玉はまだ少し余裕があるので、豊富な持ち駒を生かしてここで寄せ切りたいところ。

ここで後手が78金と捨てたのが決め手。78同玉と取ると、以下67銀、88玉、76桂以下必死がかかりますが、78同銀(本譜)も以下、76桂、87玉、88金、97玉、95歩となってやはり必死となり、きれいに寄せられました。金を渡しても後手玉に詰みはなく、これで後手の勝ちが決まりました。

カテゴリー: 研究会

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